編者の編み物123

 

5月頃の暖かい日もあれば、花曇りで寒さを感じる日もあり、春らしい陽気が続いています。

桜の花も満開を過ぎて、少しずつ葉桜になりつつあります。

この日の教室ではまず、「水仙」の花を描きました。

ギリシア神話で、青年ナルキッソスが池の水に映る自分の姿に見惚れ、気づいたら水仙に姿を変えたと言われているように、学名はNarcissusというそうです。

球根で育ち、水辺に咲いていることが多いのも、水仙という名前の由来に関係するのでしょう。

先生はまず花を描かれ、続いて直筆や側筆で葉を勢いよく描かれました。

実際には葉が密集していますが、あまり説明しすぎず、ところどころにできた余白を活かすことが大切だとわかりました。

冬から春にかけて、公園の片隅に水仙の花を見つけました。白や黄色、ピンクの水仙もありました。

まだまだ寒さを感じる頃でしたが、下を向いてたくましく咲き誇る姿はひたむきに春を待っているように思えました。

みなさんもぜひ、自分なりの春を見つけてみてください!