編者の編み物63

一年で一番短い2月も半分まで来たところで、第50回黄墨会展もいよいよ2ヶ月ちょっとに迫ってきました。出品作品の制作が大詰めを迎える中、教室では、生徒さん一人ひとりが自分の作品作りに励んでいます。

この日の教室では、睡蓮の絵を見つけました。

印象派を代表するクロード・モネも描いた睡蓮ですが、実際に描いてみると、睡蓮の花を主題にするのか、葉を主題にするのかによって、絵の雰囲気は大きく変わります。池のどの部分を切り取って絵にするのかによっても、その印象は違います。かつてのモネが、自身の庭に池を作り、時間や天候によって見え方が変わる睡蓮の姿を、数知れず描いたわけもわかるような気がします。

睡蓮の花と葉のバランスや水面の雰囲気を変えたりと、何パターンも下絵にして、どれが良いかと持って来られました。

先生からのアドヴァイスをもらい、少しずつ作品の方向性や仕上がりのイメージができてきました。

黄墨会展が始まるまでに、自分の納得がいく絵に仕上がると良いですね!

50回記念の画集も制作予定ですので、乞うご期待です!