編者の編み物60

先日は、黄墨会恒例となっているスケッチ旅行に出かけました。

旅行ではまず、栃木県の鑁阿寺を訪れました。樹齢500年を超えると言われる銀杏の木は、まだ色づいていませんでしたが、清々しい雰囲気の中、スケッチができました。近くの足利学校に寄ったあと、蔵の街を訪れました。巴波川を行き来する遊覧船を目にしつつ、江戸時代には廻船問屋として栄えた家々をスケッチし、かつての趣を感じました。当時は、材木を3日間かけて江戸へと運んでいたそうで、往時の趣を感じさせる風情がありました。

教室ではさっそく先生が、スケッチの模様を絵にしてくださいました。スケッチを絵にするとなると難しいなぁ、と思いながら、先生の絵を見ていると、現場で目にした雰囲気そのままが描かれていて、また勉強になりました。