編者の編み物57

早いもので今日から9月を迎えました。昼間の日差しはまだまだ強いですが、夜には吹き抜ける風が郷愁を感じさせたり、虫の音も聞こえてきたりと、少しずつ秋の気配を感じる今日この頃です。

この日の教室では、コッツウォルズの風景画が見られました。コッツウォルズは「羊の丘」という意味だそうで、中世には羊毛産業で栄えたこともあり、今ものどかな風景が広がっているそうです。

数年前にイギリスを旅したそうですが、青い空と低く伸びる筋雲、何世紀にも渡って立つ蜂蜜色のレンガの家、美しい田園風景の写真を見ると、蒸し暑い日本を抜け出して、カラッとした風が吹いてくるような感じがします。

先生のアドヴァイスを受けて、建物の質感や遠近感が出てきたようです。見ていて清々しい絵なので、ぜひ作品にまで描き上げて、次の黄墨会展で見てみたいものです。