編者の編み物19

2015年も、いよいよ年の瀬が近づいてきました。

黄墨会の一年を振り返ると、大きな行事では、6月には展覧会が、10月にはスケッチ旅行がありました。また、9月には相田二樹先生の個展もあり、多くの方々に水墨画の素晴らしさに触れていただけました。

今年一年、どれだけの絵を描いて、どれだけ上達できたかを考えてみると、決して自信はありませんが、日々の教室に来て、仲間や先生と学び合う中で、多くを得られたような気がします。実際、いろいろな人の絵を見たり、風景に感動したりすることでも、さまざまな影響を受けていて、今年一年で出会ったことすべてが、今後の自分の絵に活かされていくのかもしれません。

今年黄墨会に入会された方々も、最初は竹を描くことから始まりましたが、いつの間にか上達して、自分で描きたい絵を描けるようになりました。自分のやる気と、楽しく水墨画を学べる環境があれば、上達は早いなあ、と思わされます。

描きたいと思っていていた絵に挑戦してみたり、来年の展覧会に向けての絵の制作に入ったりと、それぞれの年末年始を迎えられればと思います。