編者の編み物16

秋の行楽日和を迎え、黄墨会のスケッチ旅行が行われました。

当日は好天に恵まれ、心地よい秋風が吹く中、それぞれが思い思いにスケッチを楽しみました。

最初に訪れたのは、忍野八海のすぐ近くでしたが、観光地から一歩離れると人もまばらで、富士山を眺めながら、気ままにスケッチをすることができました。

その後、西湖いやしの里根場へと移動して、茅葺きの古民家を描きました。根場村は、西湖の畔の山あいにあり、古くから茅葺きの集落がありましたが、昭和41年の台風で、集落のほとんどが被害を受けてしまいました。今日見られる集落は、新たに作られたものですが、当時の姿を思わせるものがあります。

外に出て、実際の風景の中に身を置いて絵を描くことは、とても良い勉強になります。目の前に広がる風景をどのような構図で表現し、何を強調するか、あるいは何を省略するかなどを考えながら描くことは、教室や家では、なかなかできないものです。

自然に囲まれてスケッチをすることで、普段は見かけない草花や、空と雲のコントラストなど、自然から受ける恩恵をも絵に表現できるような気がしました。描いたスケッチをもとに、新たな作品の制作をしたり、新しい着想を得たりと、収穫の多いスケッチ旅行となりました。