編者の編み物10

第46回黄墨会展が始まりました。

今年は、黄墨会が40周年を迎えることもあり、これまでの歩みを振り返るコーナーも作られ、黄墨会での出来事や、黄墨会に関わってきた人々の思いを垣間見ることができます。

展覧会の場は、自分の作品を発表する場であると同時に、人と人をつなぐ場でもあるのかもしれません。

会員一人ひとりが、ご近所の人や他のサークルのメンバーを呼んだり、普段はあまり会わない知人や友人にハガキを送ったりしていました。展覧会の場で、自分の絵を見てもらい、絵についての意見をもらうとともに、お互いの近況を報告し合ったり、過去の思い出話をしたりと、それぞれの人がそれぞれの展覧会を楽しんでいるようです。

この日も、黄墨会OBが何名か見え、黄墨会の40周年を祝福していただきました。

相田 黄平先生の話や当時の教室での出来事などの話も出て、往時を懐かしむ声が聞こえました。今日の出来事も、いつの間にか思い出となってしまうのかもしれませんが、それはそれで、今後の展覧会の話題の一つとなると思えば、楽しみがまた一つ増えます。

こうして黄墨会展に集う人々が、時間や空間を超えて、水墨画に思いを馳せることができたとすれば、展覧会は、さらに楽しく価値のある場となるのでしょう。

第46回黄墨会展の会期は、6月14日(日)までです。

最終日の14日(日)は、16:00までとなります。

また、13日(土)13:30~は、相田 二樹先生による、デモンストレーションが行われます。

多くの方のご来場をお待ちしております。