編者の編み物8

俳句と水墨画と聞くと、日本の文化を語る上で、どちらも欠かすことのできないものだと言えるでしょう。

ある生徒さんは、古くから俳句を詠まれていて、水墨画に出会われたそうで、水墨画歴は、今年で21年目に入ったそうです。

以前、俳句と水墨画は、どこか似ているところがある・・と仰っていたので、俳句と水墨画の共通するところを聞いてみました。

共通点は、ずばり、省略と推敲だと仰っていました。余分なものは削る、対象の本質をつかむ、この二つが最も重要だとのことでした。

俳句は、17音の限られた文字だけで、水墨画は、和紙と墨だけで表現するという点は違いますが、日常のふとした発見や驚き、美しい風景や季節の移り変わりなど、感じたものをそのまま表現するという点では、どちらも似ているのかもしれません。

俳句と水墨画をやっていて、それぞれの表現の幅が広がったと仰います。ある時は文字で、またある時は絵で表現することで、同じものを違ったアプローチで捉えることができるからかもしれません。

先日の教室では、春にちなんだ歌を、即興で詠んでくださいました。


春の靄 水墨の嶺 あらはるる

 

一瞬にして生み出された言葉の技に、先生や教室の一同が、心を動かされていたようです。

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